二十歳でいぼ痔を切除した話
2021年1月29日
3年前からお世話になっている肛門科の病院で内痔核を切除しました。結論から書くと痛かったです。「昔より痛くない方法あるから大丈夫だよ~(^^)」って言われて手術受けた結果痛かったので、誰かが同じ思いしないようにブログに書きます。
痔発覚時から今回の手術まで時系列で書きます。
- 1.はじめに
- 2.発覚までの経緯
- 3.ついに病院に
- 4. ALTA療法(ジオン注射)の提案
- 5.手術当日(1回目)
- 6.術後(1回目)
- 7.再発
- 8.出血
- 9.結紮療法
- 10.手術当日(2回目)
- 11.術後(2回目)
- 12.まとめ
1.はじめに
誰でも最初は恥ずかしいし怖いし肛門科なんか行きたくないと思います。
でも、ひどくなる前に行ってください。痔は小さければ手術する必要はないみたいなので尻見せるだけで済む可能性があります。
痔は大きく分けて、痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)・痔瘻(あな痔)の三種類があります。私がなったのは一番症例の多い痔核でした。
画像引用元 おしりの悩み | 当院の取組み | 医療法人清栄会 清瀬病院
2.発覚までの経緯
他は体験してないのでいぼ痔だけ話します。いぼ痔は排便した際に肛門がひっくり返ったような感覚があったことで発覚しました。3年前違和感を感じ始めた頃は、半年ほど親にも相談できず、排便の度に指で押し戻していました。しかし、時が流れるにつれ指で戻せなくなってきました。お風呂で三角座りすると戻しやすかったけど、痔が脱出していることがだんだんストレスになっていきました。風呂以外では中々戻せなく、たまに戻ってくれた時うれしかったのを覚えています。
3.ついに病院に
さすがに親に言いました。
Destiny「おれ……痔かもせーへん…」
母「あんた…辛いもんばっかり食うてるからや…」
露骨に嫌な顔されました笑
携帯で最寄りの肛門科を調べ、H 医院(場所は伏せます)に向かいました。肛門科自体が少ないからなのか、診察が始まったばかりというのに狭い待合室ぱんぱんに待っていました。
1時間ほどして名前が呼ばれ、診察室に入ると50歳前後の男性医師がいました。院長らしいです。最近のお尻事情を簡単に説明した後、「いまから診るんで寝転んでください。」と言われるがままハンケツ状態で寝転ぶと…院長がなにやら硬くて冷たい器具を肛門にぶちこみやがりました。 人に直腸かき回される初めての感覚に驚き変な声出た。ぐーりぐりと動かしながら「あ~確かにこれはいぼ痔ですねぇ」って言われました。ただ、いきなり手術というわけではなく、とりあえず座薬で経過をみることになりました。
4. ALTA療法(ジオン注射)の提案
半年以上薬で様子を見てましたが、ここで院長からある提案が。
切らずにいぼ痔を治す根治療法がある、日帰りで受けれて数日で回復する、と。
切るのは避けてましたが、それならと思い、手術を受けることにしました。
ALTA療法とは、麻酔を打った後に痔に直接注射を打ち、痔に流れる血液量を減少させる方法でした。
5.手術当日(1回目)
2018年2月14日
前日の晩から絶食し、いざ手術へ!病院に着くなり、痔を脱出させられるか確認されました。痔を撮影したいらしいです。便意がなかったので、若干無理して脱出させた内痔核をバカでかい一眼レフで撮影されました。
手術前に血圧を測った後、分娩台に乗せられました。そう、出産の時に多分使われてるやつです。
男で分娩台にお世話になると思いませんでした。
私が使ったのは上体が倒れている平面のものでしたが、まんまM字開脚です。見せること自体には慣れてきてましたが、体勢自体は初めてだったので恥ずかしかったです。タオルが前にかかっているとはいえ、肛門丸出しの状態で静脈麻酔と局所麻酔を打ち込みました。足先から冷えてくる感覚とともに意識が曖昧になっていきました。
完全に意識が無くなるわけではなく、猛烈に眠たい状態でほわほわしてる感じで腸を引っ張られているような感覚がありました。多分先生が注射したり痔をマッサージしてったんだと思います。気付けば終わっていました。特に痛いということはなかったです。別室で麻酔が落ち着くまでベッドで休み、父に車で返してもらいました。
当日の排便も大丈夫と聞いてましたが、その日は便意自体が全くと言っていいほどありませんでした。
6.術後(1回目)
びっくりしました。昨日まで確かにそこにあったものがなかったのです。
TS物*1の登場人物がち〇こ無いのを確認するような気持ちです。
排便の際に便の前に立ちはだかっていた壁が無くなっているので、驚くほどスムーズにでました。いままで便秘と思っていたのは痔だったのかもしれないですね。
そして時は流れ...................
7.再発
ある日排便をすると脱出の感覚があるのがわかりました。
やっちゃったぜ★
医者に食生活改善しないと再発するよ、トイレは5分以内にね、ヨーグルトと野菜食べや。と言われていたはず…にも関わらず、再発しました。喉元すぎればなんとやら。医者の忠告なんて中々身に入らないですよね。
ちょっと残っていた座薬を使い、しばらく胡麻化して生活していました。
8.出血
2020年12月26日
誕生日の前日に便と同時に大量の出血をしました。便器の中が真っ赤になるだけではなく、便を拭いたトイレットペーパーと手首まで赤く染まってました。
20歳になってちょうど一年、私はウイスキーと日本酒にハマっていました。ちょうどこの時も山形旅行土産に買った日本酒を飲んでいました。
当時のストーリーが残っていました。
下血・血便・痔爆発。とにかくggりました。内心すごく焦っていた気がします。前回の痔でも出血には至っていませんでした。急遽バイト先に休みの連絡を入れ、正月休みに入る前に病院を予約しました。
9.結紮療法
ゴム輪結紮術結紮術
再発の可能性が少ない結紮療法を勧められました。ゴムで痔を縛り、壊死させる方法らしいです。昔よりも痛みがマシになったから!ということで即決で受けることにしました。
10.手術当日(2回目)
2021年1月29日
前回と違い、前日からの絶食や下剤が無くなっていました。
朝ごはんが食べたらだめなのでお湯だけ飲んでいざ病院へ!
今回は院長ではなく、ベテランの女医さんが手術を担当してくれました。
分娩台でもなく、うつ伏せで開脚した体勢で手術が始まりました。
麻酔も腰麻酔のみで意識はハッキリしていました。手術中看護師さんと会話できるくらい余裕はあったのですが、ゴム輪の際に腸壁を引っ張るので、下痢の時のようなお腹の不快感が襲ってきました。キュウと締め付けられるような感覚と肛門イジイジされてる感覚を面白がりながら喋っていました。最後のほうは切除しているのか焦げ臭い匂いがオペ室を漂っていましたが、手術自体は麻酔のお陰か全く痛くありませんでした。
事前に聞いていたのはゴム輪のほうだと思うのですが、実際切除もしていたのでジオン注射と結紮の三種類したんかなと思います。
手術が終わり、「刺激物以外なら何食べてもいいよ。お母さんにマクドでも買ってもらい」と言われた時はびっくりしました。ええんかいwwww
11.術後(2回目)
その日はびっくりドンキーで200gのチーズバーグディッシュ食べました。おいしかったです。麻酔がまだ効いているのか全然痛くありませんでした。 尿が出にくかったんですけど、若干無理して出しました。麻酔の成分なのか若干オレンジでした。
問題は後日です。3日超えたあたりからめちゃくちゃ痛かったです。昔よりマシになったってきいてたけど!?
寝て意識を失うのが楽と考え、連日寝まくりました。傷口を縫わずにいるので排便痛いし、排便と同時に腸に残っていた手術の血が1週間くらい出続けました。
中々痛みが引かないので1週間後の時にその旨を伝えました。容赦なく指で肛門をぐりぐりかき回してきました。「痛い痛い痛い痛い」ってさけんだ挙句、ちょっと涙出ました。経過は良好みたいです。
追加の痛み止めと睡眠薬も出してもらい、3週間を超えたあたりからようやく普通に歩けるくらい痛みが引きました。それまでは座るのも痛かったです。ふいに肛門に力が入り、「いてえええええ」って叫んでしまうこともありました。アニメも見たかったんですけど、寝てるほうが楽でしたね。
12.まとめ
昔より痛くなくなったというのは、立てなかった→自力で歩けるくらい。に変わっただけみたいです。痛いことに変わりはないみたいですね。若い分治りは早いらしいです。
私は悪化してから病院行ってましたけど、皆さんもっと早くいってくださいね。食生活が悪い、睡眠不足、長時間座る環境、妊娠中は痔になりやすく、日本人の1/3は痔持ちと言われています。切除はめちゃくちゃ痛いです。軽度なら薬で治すこともできます。なにかおかしいと思ったら、恥ずかしがらずに早期治療をお勧めしますよ。
また痔が再発したらブログ更新します。
*1:TransSexual…性転換物語